T 様からお客様の声をいただきました。
石井先生との出会いは、出張着付けでした。
先生とお会いする二日前に、別の方に着付けをしてもらったのですが、仕上がりが歴然の差でした。
別の方は補正も全くせず着付けたため、貧相にガバガバした仕上がり。
先生がされた着付けは仕上がりは寸胴かつ美しいし、着崩れしなかったのです。
「この先生ならきちんとした着付けが学べるんではないか」
と思い、レッスンをお願いしました。
私が着物を習いたいと思ったのは、母がかつて嫁入りの際に持参した着物が、
桐ダンスに残ったままになっていたため、
せっかくあるこの着物を自分で着て生かしたいと思ったからです。
ただ、私には二人の子供もおり仕事をしているため、あまり時間がありません。
それに加え、持っている着物がどうものなのかも説明してもらいたく、
石井先生を自宅に招き個人レッスンをしていただく運びとなりました。
私は、「10 回で名古屋帯・袋帯のお太鼓を、手結びで自分でできるようになる」
という目標を掲げ、先生と二人三脚レッスンをしました。
先生はテキストを使うことなく、私に帯についてや着物について、格についての基本知識、
礼儀作法まで教えてくれました。
さらに私の疑問や質問についてもすぐに答えてくれるため、
自分の興味があることをきちんと深く教えてくれました。
着物はお相手あってのもの。
その場に合わせた着物(格)を着ることで相手に恥をかかせないようにする。
季節季節を楽しみながら、着物を着ていく。
自分だけで楽しんで着るときは、形にこだわらず組み合わせて着てみる。
ほかの先生に習ったことはないので比較はできませんが、石井先生の場合、
こうあるべきだというおしつけは全くなく、私の意見考えを一度飲みこんで、
そのうえでアドバイスを言ってくださいます。
着物は堅苦しいイメージがきっと先生にお会いすることで払拭されることと思います。
レッスンは温かい雰囲気のもととても朗らかで楽しい時間です。
毎週レッスンが楽しみでしかたありません。
ぜひ皆様も着物好きになる一歩を踏み出してみてはいかがですか?
マスターされましたら、石井先生の生徒として一緒に鎌倉散策などしてみたいですね。
石井からのコメント
毎回お母様のお着物を拝見するのを私もとても楽しみにしています。
お母様のお着物を楽しみつつ、小物などに自分らしさをプラスしていくと、着物の楽しみはさらに広がっていきます。
着物の魅力は、着た時の思い出が真空パックのように残されていて、
10年後、20年後に着た時にも、鮮やかに風景から、気持ちまで蘇ってくることです。
忙しい合間にも、折に触れて着てお出かけになっているT様。
熱心にいつも取り組んでいただき、どんどん吸収して上達し、キラキラと耀く瞳を見ていると、
着物がどんどん好きになって仕方が無かった昔の自分を見ているようです。
(ただし、私の場合は、決して飲み込みの早い生徒ではなかったのですが・・・・。笑)
着て出かけることが、着物を着こなす最短の近道だということをすでにご存知なのだと思います。
これからも、是非沢山着物を楽しんで頂けたら嬉しく思います。