本日は鎌倉着物倶楽部でした。

阿波しじらの着物のご紹介。

素敵な阿波しじらの夏の着物をお持ちのかたがいらっしゃったので、練習の合間に、ささっときせてみました。

阿波しじらは、元々作られていたものではなく、明治維新時に、阿波安宅村の織女の海部ハナという女性が、雨に濡れて、縮んだ布に出来た凹凸をヒントに、試行錯誤を繰り返して考案したといわれています。経糸の張力差を利用して、独特なしぼをつくりだすそうです。

1501172473492 1501172408751独特な、さらりと肌につかない風合いが涼しく、甚平にも用いられていました。単着物として、下に長襦袢着るもよし、浴衣として着るもよし、重宝な着物かもしれません。そして、持ち主のかたのご厚意で、この着物貸し出し可能です。ひと味違う上質な夏着物で、大人の街歩きもいいかもしれませんね。