最近、十三参りの着物について聞かれることが増えて来たような気がします。それもそのはず、小学校の袴が増えていますから、当然その流れで、十三参りに興味を持たれるかたが増えたんだと思います。

お祖母ちゃんから頂いた着物を着てみたいとか、小紋や、無地を上手に小物を替えれば、親子で兼用も出来るのが着物のすごいところ。レンタルは最初から袴の下は短くなっていますが、普通の着物を短く着せれば袴の下に着れてしまいます。綺麗な色の訪問着やら、小紋は、いつの間にか娘が着た方がずっと似合っています。華やかな化繊の着物はお手軽なんですが、私に依頼に来る人は、正絹を好まれるかたが多く。お子さんも何故か落ち着いたものを選ばれる。うちの着物を好きだと言ってくださる。母を誉められたようで嬉しく。じゃんじゃん有るものは着てください。といっているうちに、そういうことならばと、着物を下さるかたも居て。ご家族様全員で楽しんで頂く貸し切りスタジオも楽しいかもしれないと。妄想は広がります。一歩前へ。思い立って皆で作った1日貸し切り七五三プランお陰さまで満員御礼。

先日、お孫さんの十三参りの撮影されたおばあさまから、今度遺影を頼むわね。と言われました。着物を恐らく着てくださるはずで。父も俺も遺影撮りたいから着物を着せてほしいと。皆で着れるようにしたらいいのよね。着物がなんとなく集まって来てくれている感じがするので。縁側で集まって何気ない日常のひとこまとして、皆さんで写真を残して頂ける日も、来るかなと思っています。