2018年6月11日貴女が待つ窓辺に
あまり、着物から外れないようにと考えていますが(今さら!)、今日はちょっと脱線して。
一年ほど前から、友人とあるご老婦人のお宅に伺いましてちょっとしたお手伝いをしています。少しは助けになっていると嬉しいなというささやかなお手伝いなんで、ここに書くことも憚られるほどですが。私たちが、来るのを心待ちにしてくださる。お体はご不自由でも、懸命に迎えに出てくださり、気遣いを忘れない。素敵な方なのです。
生活クラブのエッコロプラスという助け合いのシステムをご利用頂いて、私たちは、有償ボランティアとして動いています。時間が限られているため、僅かなお手伝いではあるのですが、少しでもそのかたらしく、過ごしていただく助けになれば、嬉しく思います。
最初は何となく伺っていたのですが、いつしか、私たちは、本当に心待ちにしてくださっていることに気づきました。窓辺にたち、やって来るのを待っていてくださる。雨が降れば、来るのに不自由がないか気にしてくださる。
でも、本当に待っているのは、別の人。痛いほどに感じるのです。
私たちは、その人にはなれないけれど、共にささやかな幸福な時を過ごすことは出来る。
他人同士でも、テーブルを囲み、楽しいお茶会や、お食事会ができたなら。でも、本当の意味でそれを、求めているのは私なのかもしれません。
その気持ちを察して下さっているのか、にこやかに、それは、パブリックキッチンといって、私がしたいことなのよ。やりましょうね。と、言ってくださる人がいる。
実現に向けて動いてみるつもりです。