夢きっぷプロジェクトを立ち上げます。

その名の通り、夢への切符を手に入れるため。やれることをやろうというプロジェクト。

どんなことでもいい。こんなことをしたい、こんな風になりたいとか、語り合いの場を設けたり異業種交流会をしていこうと考えます。

5年前、大人の寺子屋と、 銘うって学べる場を作ろうとしたところ、既にその名前は存在したため、諦めました。で、候補にあがったのは、夢きっぷ。

そのまま、団体登録したため、公民館などは、夢きっぷという、少々はずかしい青臭い名前で活動しています。その実、着付け教室なんで、うっかりいい忘れて初めて習いにくる方を惑わせている夢きっぷという名前。

でも、青臭いのって素敵なことかもしれない。

望みは書くと叶うんですって。

初回はそれを、書き出してもらい。発表してもらおう。きっとシンプルな方がいいね。

後は日程調整をしてお知らせします。

 

 

 

 

 

 

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富士五湖西湖、西北に位置する根場にいってきました。

山々を背に前方に富士山を望む茅葺き屋根の集落は、日本人の故郷そのもの。誰もが郷愁を感じる風景なのではないかと思います。

根場の集落は、昭和41年の台風で甚大な被害を受け、その殆どが、消失しています。近隣の二つの集落合わせて、96名の方々が亡くなり、人々は故郷を離れることになりました。

平成の市町村合併の時に、ふるさと再生の事業として、根場の茅葺きの集落は、再建されました。背後の山崩れの危険は免れないため、原則としては人は住めず、昼間に観光地として利用されています。

20棟程の茅葺き屋根の集落の半分ほどは、地元の作家さんの工房などがあり、陶芸などの体験ができます。

山梨では、お雛祭りは1ヶ月遅れとのことで、美しいお雛様が沢山かざられていました。

つるし雛を作る体験のできる工房があり、娘たちは、ふくろうのちりめん細工を作りました。

私は、圧巻としかいいようのない、つるし雛の数々に心奪われました。そのつるし雛には、一つ一つに、意味があり、ふくろう=不苦労、唐辛子=悪い虫がつかないように。座布団=早く座れるように、草履=早くあんよができるようになど。また、富山県で有名なさるぼぼは、実は全国に同じようなものがあるとされます。

尽きぬ親の願い、子の幸せを祈る心が、かくも愛らしい吊るし飾りになる。小さな端切れのちりめんを縫い合わせ、布の命、人の命を丁寧に繋いでいく。

予期せぬ災厄に見舞われても、再生し、繋ぎつづけていく。前方に雄大な富士を望み、背後に山が迫る美しい景色。人の生み出すものも、やはり美しい。災厄と隣り合わせに生きることを忘れないからこそ、きっと祈りは形になり、継承されてきたのだと思います。

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