着付け師を目指すかたへのレッスンを開始しました。和装小物を扱うお店におられたかたで、打てば響くような反応があり、とても楽しみです。

まずは、自装のレッスンの前に着物の畳み方をやってもらいました。その後に、仕立ての構成上の畳み方を説明して、違いを確認してもらいました。

着物の畳み方一つとっても、美しく理にかなった畳み方があり、仕立ての構成を知っているかも畳み方に現れます。丁寧に扱うと、その姿勢はお客様によく伝わります。

こういう点は、あたりまえのことでありながら一つ一つの丁寧な積み重ねが信頼に繋がる為に、おろそかには出来ないのです。

一つ一つが、真剣勝負の場であるため、回を重ねていき、より実践レベルでのレッスン展開にしていく予定です。着付けるだけではなく、予約の段階から、お客様が安心していただけるようなやり取りをしていただくつもりです。

これは、息子の英検二次試験の対策からヒントを得まして。(笑)入室の段階から徹底的に繰り返し何度も同じダイアログを繰り返し、パターンを体に叩き込むことにより、二日前には全くダメだと言われた面接試験に通りました。隣室にいた友人に間違いを指摘されるほど、響く声で堂々としたやり取りをしたらしく。お客様のお宅に伺う時には、必ず緊張しますし、そういえば、毎回試験を受けているようなものかな。と思いまして、練習に取り入れることにした次第です。

 

 

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この仕事をしていると沢山の魅力的な人に会えます。お客様、仕事の同僚、異業種の方、皆さん、素敵な方々です。

愛している人のために、着物を揃えたり、誂えたり写真に残したりするのですから、その気持ちに答えるための、よきプロジェクトチームメイトなんですね。その、プロジェクトチームは、お客様にもご参加頂いている形です。

思いを伺い、形にするために、小さなことにもこだわってみる。主役の装いか、脇のかたの装いか、季節感、隣に並ぶ方とのバランス。立場。パーティーか、結婚式のお呼ばれか、七五三のお母様の装いか、入卒式か。着物の地色と柄のバランスをみて、伊達襟の出し方を考えたり、小物の色を替えたり。千変万化する着物のあり方を、あれこれ相談するのは本当に楽しいです!着物には、申し分ない程にお詳しいし、ご自分でお召しになるが、腕が動かなくなったので、着付けを頼むというかたは、多くおられまして、理想の姿を遠慮なくお伝え頂き、なるべく近づけるように日々精進したいと考えています。

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