少しずつですが、着付けの仕事に携わる人に、アドバイスをする機会を頂くようになりました。

いつも考えることは、呉服屋さんが、レンタルを営むわけではなく、写真もまた着物の知識の充分あるとは言えないとき、着付け師に求められるのは、仲立ちをしていくことなのかと思います。

また、熟達した着付け師の高齢化もあり、技術や心を繋いでいく、着付け師同士の仲立ちをしていく役割を果たしていくのかなと言ったところです。

単なるファッションではなく、文様、染織、着物には、引き継がれた思いがあり、次の世代に伝えたい。着付け師も、継いでいかなければならない思いがあります。

でも、そんななか、時折、貴重なものが、打ち捨てられるようなものもある世界で。拾って、対話をし、次に向かって生きていただく。人も着物も何も変わらないのです。