何度か、ブライダルのご相談をいただいたり、ご依頼をいただいていますが、一般の式場では、着付け師や、美容師の持込料が高額になるため、なかなか需要はないのかもしれないと思っていました。でも、昨今のブライダルは海辺などのロケーションを使ったものや、古都鎌倉ならではの、邸宅ウェディングなど、多様性がある気がしています。個人的には、海辺の和装だけはご勘弁~。潮風、砂、デリケートな正絹には大敵でございますのよ。石井さんは心配のあまり身の細る思いをいたします。(ちょっとは、細ったらいいんじゃない?といわないでえ。)

以前、劇団の方の結婚式をお手伝いさせていただきましたが、自宅から、送り出しました。足の悪いお姑様の為もきっとあったでしょう。劇団員のかたの、手作りの式で温もりを感じました。稽古場が会場でした。

素敵なお住まいのかたも、多いですから、  ご自宅から、送り出す花嫁さん実現できていけたらなと思います。

大切な門出の日だから、ご先祖様に見守られながら、七五三、卒業式、成人式と美容院ではなく、ご自宅から送り出すことにこだわってきました。将来は、花嫁様まで出来たらと、考えます。着物に託された思いを、形にしてこその着付け師だと思います。

ウェディングプランナー、ヘアメイク、カメラマン、バイオリニスト、着付け師、フラワーデザイナーと揃っています。それぞれが、キャリアを、踏んでいますから、集まれば一級品のプロ集団なのです。

既存のものに乗っ取らず、思いや夢を形にする。まずは、思いを、語ることから。

それが、大切な一歩になるのでしょう。