北鎌倉古民家ミュージアム 刺し子展にいってきました!モノクロの繊細な世界に感動。

北国にすむ人々の忍耐強さが生んだ多様な紋様の刺し子。4、5さいから、針を持ち初めて、14~15才には一人前になるといいます。

私の母は、刺繍が、とても上手でしたが、目を悪くしてから、何十年と刺繍をしませんでした。

ところが、晩年認知症が進んでから、もう一度針を持ち、たどたどしい運針で、いくつも作品を作っていました。往年の美しい針目を知っていた家族としては、針目の乱れを見ると切なく。なんとなくしまいこんでいたのですが、

もしかして、針を持ち始めた頃に戻って、とても、楽しんでいたのかな。

そうだったのかな。
そうだったらいいな。

もうすぐ母が亡くなって三回忌を迎えます。

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着物の、仕事はとかく人の繋がりが大切なんだと思う。

女性が中心に見えるが、日本橋では、古きよき江戸っ子の素敵なおじさまがたが、長く誠実な仕事をしてくれている。

着る人は、女性が多いから、提供をする男性には、わからない細やかな部分を橋渡しをするような仕事をさせていただく機会が増えてきたように思う。

彼らの仕事も表には出ない。よい仕事は、長く人を支えて、付き合いが続いていく。

こんな風に、仕事に誇りを持って、働く人たちに支えられて着物は、残っていくのだなと、感じた。なんでも、ネットで便利な世の中だけど、人の温もりの中で育まれるものほど、確かなものはない。

今年は、人情生きるお江戸日本橋、着物を巡るツアーでも、考えようかな。

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